「少子亡国論」 2006 4 22
「少子亡国論 低出生率社会をどう乗り切るか」
著者 山本 肇 出版社 かんき出版
この本は、1998年5月9日に出版されました。
しかし、まるで、将来を予見しているような記述があります。
たとえば、目次を拾うと、以下のようなものがあります。
「3 少子化でどんな影響が起こるか
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欧米巨大金融資本による日本買いが進む
日本株の買い占めが始まった」
もう一度書きますが、この本が1998年に出版されていることに、
注目すべきです。
いずれにせよ、この本で、1998年の時点で予想したことが、
2006年の今、的中しているケースが多いと思います。
さらに、これから的中しそうな記述もあります。
そういうわけで、一読の価値があると思います。
さて、今となっては、少子化対策の主役は、企業やマスコミだと思います。
政府は、会議ばかりしていて、話が前に進みません。
このまま、少子化を放置すれば、社会保障の崩壊だけでなく、
企業にとっても、大きな損害となります。
いくら経営努力をしても、それ以上に少子化の速度が速ければ、
どんな経営努力も、無意味となります。
少子化→市場規模の縮小→企業の売上高の減少→給料の減少→企業の売上高の減少